日曜礼拝

6月14日:神田英輔牧師「メメント・モリ―神に会う備えをしよう」

 昨年10月13日(日)は台風19号の襲来で交通不通により、そして今年3月15日(日)はコロナ騒動で休止となった神田英輔牧師の“満を持して”の宣教は、以下の通り。書の死生観の素晴らしさ! 礼拝計15名。

★「メメント・モリ―神に会う備えをしよう―」(アモス4:10~12,5:14)★

 今回は、“三度目の正直”でやっと教会に来ることが出来ました。
現在、「新型コロナウイルス」(COVID-19)が世界を席巻している。すでに感染者は750万人・死者40万人を超え、死の恐れ・不安の「パンデミック」(世界的流行病)が、まさに世界的に広がっている。
 表題にした「メメント・モリ」という言葉は、「死を想え」「死を記憶せよ」を意味するラテン語で、最初ローマでは「死を忘れるな」から「今を楽しめ」という快楽主義的に使われていた(イザヤ22:13,マタイ24:38)。
 ところが、ローマ帝国でキリスト教が公認され、普及するにつれて、死すべき人間の条件を常に想起することを促す言葉へと変わっていった。
 私たちクリスチャンは、コロナの背後に働いている「神の手」を見るべきである。「疫病」という言葉は、書に56回も出てくる。人を恐怖に陥れる死に対して、神は「闇の中に輝く光」としてイエス・キリストを与えて下さった。その十字架上の「完了した」の言葉こそ、神の“贖い”の完了すなわち全ての債務が完済されたという“勝利宣言”なのだ。